人懐こく愛嬌たっぷりで可愛いデグー。
飼い主として、できるだけ健やかに長生きして欲しいと思いながら、日々デグーたちと関わっています。
▼この記事でわかること
・部屋んぽとは?
・部屋んぽをするときに大切なこと
・デグーの遊び方
・日向ぼっこをさせる方法
・それぞれの注意点
今回は、デグーの健康にとって大切な「部屋んぽ」や「デグーの遊び方」「日向ぼっこ」などの方法について、詳しく解説していきます。
先日は我が家のうに♀が9匹の赤ちゃんデグーを出産し、現在は22匹のデグーの世話をしている筆者。
子供たちも、みんな元気に育ってくれています。
デグーたちの健康の秘訣をお伝えしていくので、参考になれば嬉しいです。
デグーの遊び方!部屋んぽって何?お部屋で散歩をさせよう
デグーは好奇心旺盛な動物です。
遊ぶ時間もしっかりとってあげないと、ストレスが溜まって金属ケージを噛み始め、破壊してしまう可能性もあります。
デグーの遊び方としてもっともメジャーなのは、「部屋んぽ」です。
ケージの中だけで走り回らせるのも良いですが、可能であれば部屋んぽをさせて自由に遊ぶ時間を作ってあげましょう。
デグーの部屋んぽとは?
部屋んぽは、お部屋の中でお散歩をさせてあげることです。
運動不足やストレスの解消になるので、できれば毎日部屋んぽの時間を作ってあげられると理想です。
毎日が難しいという場合にも、2〜3日に1回は部屋んぽをさせてあげられると良いですね。
デグーの部屋んぽ!目安の時間は?
一度につき、30分〜1時間程度のイメージです。
デグーが満足すると自分からケージに戻ろうとしたりするので、様子を見てみましょう。
また、一度ケージの外を歩けることを知ったデグーは、飼い主が通りかかるたびにまだかまだかと期待するようになることも。
部屋んぽの前にはベルを鳴らすなど、部屋んぽの合図を作ってあげると余計な期待をさせず、ストレスをおさえてあげられるはずです。
部屋んぽをする場合の注意点
ただし、部屋んぽをする場合には気をつけておかなくてはいけない点もあります。
・食べこぼしなどがない状態を確認する
・電気コードを片付ける
・飼い主は動かずにデグーの様子をみる
・できればペットサークルを用意する
どれも「うっかり」が事故に繋がり、デグーを大怪我や死の危険に晒してしまいます。
部屋んぽ時の注意点:食べこぼしは片付ける
人間の食べこぼしや飲みこぼしは、必ずしっかりと片付けてから部屋んぽをさせましょう。
デグーは糖分の代謝が悪い動物なので、特に糖分の入っている食べ物を口に入れてしまった場合には糖尿病を引き起こしてしまうリスクがあります。
可能であれば、デグーを飼っている部屋では飲み食いをしないように心がけるのがベストです。
ポテトチップスの破片1枚でも、塩分の取りすぎになってしまいます。
人間にとっての少量でも、体の小さいデグーにとってはかなりの量に値します。
少しの食べこぼしが、デグーの命を危険に晒してしまうことを覚えていて下さいね。
部屋んぽ時の注意点:電気コードを片付ける
デグーは所構わず噛みたくなってしまう動物です。
電気コードを誤って噛んでしまい、感電してしまう恐れがあります。
電気コードは可能な限り取り払い、どうしても片付けられないケーブルはカバーをするなどの対応をしましょう。
とは言え、カバーを噛みちぎってコードに到達してしまうような興味津々すぎる子もいます。
可能な限り、噛まれても問題ないように用意しておくことが重要です。
部屋んぽ時の注意点:動かずにデグーの様子をみる
デグーは狭い場所が大好きなので、「いつの間にそんなところに入ったの!?」なんて行動をすることも珍しくありません。
隙間に収まっていたり、カーペットの下に潜り込んだり、人の足と床の幅に潜ってきたり…
可愛い仕草ではあるのですが、気づかずに踏んでしまうと大怪我をさせてしまいます。
人が動くときにはすり足で地面から浮かせないように歩き、デグーは目で見て確認し続けましょう。
飼い主はなるべく動かない方が安心です。
部屋んぽ時の注意点:ペットサークルを用意する
デグーが安全に部屋んぽができるように、ペットサークル(ペットフェンス)を用意すると飼い主も安心です。
ペットサークルとは、部屋の一部のみを部屋んぽ用に解放したいときに役立つフェンスです。
小動物用のものだと、ぴょんと一っ飛びして外に出てしまう場合も珍しくありません。
子犬や猫用の、70cm以上のものを使うと良いです。
ペットサークルを利用することで、部屋全面に気を遣わなくてはいけないという面倒ごとも減り、部屋んぽがしやすくなるのが嬉しい部分です。
ただし、気を抜くとペットサークルを破壊する子もいるので、部屋んぽ中は注意を怠らないようにしましょう。
デグーが部屋んぽをする場合のメリットとデメリット
部屋んぽをすることによるメリットばかりが見えてきましたが、デメリット部分もあるので確認していきましょう。
デグーの部屋んぽのメリット
・ストレス発散になる
・運動不足の解消になる
・飼い主とのコミュニケーションが取れる
普段は見られない世界を堪能させられるので、デグーのストレス発散・運動不足の解消になります。
また、飼い主に飛び乗ってコミュニケーションが取れるタイミングにもなります。
デグーの部屋んぽのデメリット
・呼んでもきてくれないと困る
・事前に飼い主に慣れておく必要がある
・目を離すと危険
好奇心旺盛なデグーは、広い部屋を散歩できることに夢中になり、興奮して飼い主の声が聞こえなくなってしまうことがあります。
基本的には忠実で、名前を呼ばれたら来てくれるデグーですが、特に初めての部屋んぽの場合は予想外の出来事も起こりうるもの…
キッチンやリビングの狭い隙間に入り込んで遊んでしまい、名前を呼んでも出てきてくれなくなってしまった…なんて事態になると、困ってしまいます。
デグーを部屋んぽさせるタイミングは、ある程度しつけができていて、名前を呼べばきてくれるようになっているときです。
名前を呼んでおやつを与えるときは、一緒におやつを入れている袋をカサカサと音を立てることで、「おやつだ!」ととんで来てくれるようにしつけるのも手です。
デグーは日向ぼっこが大好き!日向ぼっこのさせ方
デグーは日中にも活動する動物です。
日向ぼっこが大好きなようで、日が当たっていると気持ちよさそうにくつろいでいるところをよく見かけます。
定期的に日向ぼっこをさせてあげると良いのですが、デグーにとっての適温は20度〜25度。
夏場の太陽がガンガンなときに直射日光が当たることで、熱中症になってしまう危険もあります。
ケージに直射日光が当たりすぎないよう、カーテンを閉めたりケージの場所を移動させて適温を保てるようにしてあげてください。
デグーの日向ぼっこ!お庭を散歩させてあげるのも良い
デグーを庭に出して、お散歩をさせてあげるのも良いです。
日光が当たるところと当たらないところを用意しておいてあげれば、デグーの動きをみて気持ちを読み取ることもできるでしょう。
お庭に出すときには、上記で説明したペットサークルをうまく利用して、危険がないように遊ばせてあげましょう。
近くに猫がいる場合などは標的になりやすいので、厳重に注意が必要です。
猫はデグーを捕食対象とする天敵なので、いくら人になついている可愛らしい穏やかな猫でも、デグーを襲いかかります。
デグーの遊び方とは?部屋んぽや日向ぼっこをさせてあげよう
デグーの遊び方といえば、部屋んぽです。
危険ではない遊び道具を置いておくことで、デグーも楽しんでくれます。
日向ぼっこを上手に取り入れながら、デグーと遊んでみてください。
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