ハムスターよりもひとまわり大きくむっくりとした見た目が可愛らしいデグーマウス。
犬のように甘えてきて、一芸も覚えられるほど賢く人にもなつくきやすいことから、好んでペットにする人が多いです。
一度お迎えしてしまえば、デグーのコミュニケーション能力に惚れ込んでしまうのは間違いありません。
私がまさにその例となり、今では22匹のデグーマウスを飼育しております。
▼この記事でわかること
・デグーとは?
・ペットとして迎える前に知っておくべきこと
・デグーの飼育方法
・デグーの値段や里親の探し方
・デグーの寿命
・デグーの飼育費用
デグーの飼育をしたい人には、事前にデグーマウスの飼育方法や寿命などについても知っておいて頂きたいと思い、記事を執筆しています。
準備を万全にして、新しい家族を迎え入れて下さいね。
デグーとは?特徴を解説!寿命は?
デグーマウスはデグー科に属す齧歯目(ゲッシモク)、一般的に「デグー」と呼ばれます。
リスやネズミが同じ齧歯目に属します。
✔️デグーの大きさはハムスター以上チンチラ以下!
自然界では主に草、種子、果物を食べて生息しています。
体長はだいたい12〜20センチほど、体重はだいたい225〜300グラムであることが多いです。
>>チンチラとの比較は別記事にて詳しくご紹介しています
✔️デグーの寿命は長め!
寿命はだいたい5〜8年と、齧歯目にしては長いです。
長いと10年生きる子もいると言われているほど。
健康的に食事を与えて、元気に育ててあげたいものです。
デグーをペットにしたくなる理由!愛嬌がある
これを聞いたら、きっとデグーをペットに迎え入れたくなる!
そんなポイントをお伝えしちゃいます。
▼デグーの特徴
・しっかり世話をするとなつく
・マッサージされるのが好き
・マッサージは飼い主への信頼表明
・好奇心旺盛で社会性があり甘えてくる
・様々な鳴き声で感情を表現する
・知能が高く芸を覚えられることもある
社会性が高い動物なので、見た目こそ似ているリスやハムスターよりも人になつきます。
信頼している飼い主には甘えてくるため、マッサージをしてあげると喜びます。
マッサージをすることを「カイカイする」などのデグー用語で呼ぶこともあるほど、愛嬌があって可愛いです。
名前を呼べば来てくれるので犬のようになつく感覚があり、ペットとして愛着が生まれやすいです。
デグーの飼育方法!難しいポイント
デグーの飼育は、一般的な動物を飼う場合と同様程度には手間がかかります。
飼育をしていて、「手間がかかる」「大変だな」と感じる部分をご紹介しておきます。
▼デグーを飼育する前に知っておくべきこと
・トイレを覚えないのでそこら中が糞尿まみれになる
・砂浴びをするため部屋に砂が飛び散る
・そこらじゅうを噛んでしまうので保護が大切
どんな動物であれ、世話をするのは大変です。
デグーの場合に世話が大変だと思うポイントについても、おさえてから飼育を始めて下さいね。
デグーの飼育で大変なポイント①:トイレを覚えない
デグーはトイレを覚えない動物なので、そこらじゅうに尿や糞をします。
尿は放っておくと匂い始めるので、こまめに拭いて掃除をしてあげる必要があります。
多くの場合、部屋の中を散歩する「部屋んぽ」をさせてあげることになります。
部屋んぽ中も糞をするので、間違って踏まないように注意して下さいね。
慣れてくると糞でデグーの体調がわかるようになり、糞が落ちているくらいで動じなくなりますよ。
デグーの飼育で大変なポイント②:砂浴びの砂が飛び散る
デグーは水浴びでお風呂に入れないため、砂浴びをします。
使用する砂はとても細かいため、砂浴びをするたびに砂が飛び散ります。
飛び散った砂を掃除するのは大変ですが、デグーには必要な習性です。
世話は大変でも、砂浴びを楽しませてあげたいと感じるはず。
砂浴びをすることで体を清潔に保ってくれるため、体臭も気になりません。
デグーの飼育で大変なポイント③:そこらじゅうを噛む
部屋んぽ中にも、部屋の壁や柱を噛みます。
コードなどを噛んでしまうと危ないので、しっかりと片付けてから部屋んぽをさせてあげる必要があります。
特に賃貸の場合は、壁を傷つけてしまうと退去時に修理費が大きくかかってしまうことがあるため、事前に保護をしておく必要があります。
不要なものは閉まっておきましょう。
✔️ケージにかじり木を取り付けましょう!
齧歯目は、所構わず噛みたがる動物です。
ストレスが溜まって金属ケージを噛んでしまうと、噛み合わせが悪くなり病気の原因になってしまうこともあります。
ケージの中にはかじり木をつけて、ストレスなく噛み続けられるような環境を設置してあげましょう。
デグーの餌は?何を与えれば良いの?
デグーに最適な餌は、デグー用のペットフードだと言われています。
完全に草食の動物で、自然界では牧草などを食べて生活しています。
しかし、自然環境の中では栄養が足りず、寿命が2年と短いことが多いです。
また、デグーは糖分を分解する力が弱いため、果物などの糖分を与えすぎると糖尿病になってしまうので注意して下さい。
生の野菜や果物が美味しいことを知ってしまった場合、ペットフードを食べなくなってしまうこともあります。
デグー用のペレット状になった餌を与えるのがオススメです。
デグーの飼育費用は?
デグーの飼育を始める際の初期費用は、だいたい25,000円〜30,000円程度になると思っていれば良いです。
▼デグーを飼い始めるときに必要なもの
・ケージ
・かじり木
・砂
・砂遊び用のケース
・巣箱
・回しぐるま
・餌
・餌箱
・ハンモック
・床材
プラス、デグーの購入にかかる値段が必要です。
>>費用について詳しくは別記事でご紹介しているので、あわせてどうぞ。
デグーの値段は?里親の探し方も解説
デグーの値段は、毛のカラーによって様々です。
もともとのカラーである「アグーチ」は、茶色に黒が混ざったような毛色です。
アグーチは5,000円〜10,000円程度で購入できることが多いです。
他には、青や銀色っぽいカラーの「ブルー」や、まだらな毛色の「パイド(斑)」も存在します。
ブルーはほとんどの場合に10,000円以上、パイドはより希少性が高く15,000円以上で売られていることが多いです。
>>デグーのカラーについては別記事で詳しくご紹介しているのであわせてどうぞ。
デグーが飼いたい!里親として探すことは可能?
デグーを飼いたい!という方は、里親として引き取ることも可能です。
多くの場合に、「ジモティー」というサイトから、地元に近い場所で引き取り手を探している方を見つけることができます。
デグーは、一度の出産で4~6匹の子供を産みます。
子供が生まれたため引き取り手を探している方は多いです。
生後0ヶ月〜里親の募集がかかっていることも珍しくないので、赤ちゃんの頃から育てたい!という方も問題なく引き取れるはずです。
デグーとは?ペットとして飼いやすい動物です
デグーは、愛嬌があり人になつくため、ペットとして飼いやすい動物だと感じています。
世話をするほど可愛くなり、愛着が沸いていきますよ。
5年以上の年月をかける覚悟を持ちつつ、デグーをお迎えしてあげて下さい。
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