先日、我が家のデグー「うに♀」の下の歯が2本折れてしまいました。
おそらく原因は ケージの金網をかじったこと だと思われます。

こちらの写真をご覧ください。下の歯が1本なくなっているのが分かるでしょうか。
デグーの歯は人間の爪のように、一生伸び続けます。
そのため、普段は チモシー(牧草)やペレット、かじり木 をかじることで自然に削れ、長さを調整しています。
このバランスが崩れると「不正咬合」につながります。
不正咬合とは
不正咬合とは、歯の噛み合わせが悪くなり、うまく食べられなくなる状態のことです。
片方の歯が折れたり、伸びすぎたりすることで発症します。
不正咬合の症状
不正咬合になると、次のような症状が見られます。
放っておくと食欲不振から体調不良につながり、命に関わることもあります。
不正咬合の原因
我が家の「うに♀」の場合は ケージかじり が原因と思われます。
また、別の子「ちぃ♀」では、上の歯と下の歯が噛み合っていない状態が見られました。
こちらの原因は チモシーなどの草類をあまり食べないこと だったと考えられます。
つまり、不正咬合の主な原因は以下の通りです。
ケージの金網をかじる
チモシー不足(牧草を食べない)
ペレットや柔らかい食事ばかり
事故や遺伝的な要因
こちらの写真はちぃ♀です。

不正咬合の予防・対策
①金網ケージかじりをさせないためにケージかじり以外の娯楽を充実させる!
回し車やかじり木などをしっかり与えてケージかじりをさせないことが大切です。
②チモシーなどの草類を確実に食べてもらう!
チモシーを食べてもらう工夫が必要です!
↑高級チモシーを与えてみる。
アルファルファやオーツヘイなどの嗜好性の高い草を混ぜ与えてみる。
スティック状のチモシーを与えてみる。
不正咬合になってしまったら?
少しでも異常を感じたら、まずは エキゾチックアニマル対応の動物病院へ。
- 軽度なら、病院で歯を削って長さを調整してもらえます。
- 一度不正咬合になると、定期的に通院し歯を削る必要があるケースも少なくありません。
病院通いはデグーにとっても飼い主にとっても負担になります。
だからこそ、 日々の観察と予防が一番の対策 なのです。
まとめ
デグーの不正咬合は、
- ケージかじり
- チモシー不足
が大きな原因となることが多いです。
日頃から牧草をしっかり与え、かじり木やおもちゃでケージかじりを防ぐことが大切。
そして少しでも「おかしいな」と思ったら、早めに動物病院へ。
デグーの健康な歯を守って、元気に長生きしてもらいましょう!
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