大型長毛猫の魅力を徹底比較：ラグドール vs ノルウェージャンフォレストキャット

2025年11月26日

大型でフワフワの長毛を持つラグドールとノルウェージャンフォレストキャット。
どちらも魅力的で、飼い主さんにとって最高のパートナーになりますが、ルーツや性格、お手入れのしやすさには違いがあります。
我が家ではティノ♂ロイ♂という2匹のノルウェージャンとマオ♂というラグドールがおります。

このブログ記事では、両猫種を徹底的に比較し、あなたの家庭に最適な猫種を見つけるお手伝いをします。

1. 外見と体の特徴の比較

特徴	ラグドール (Ragdoll)	ノルウェージャンフォレストキャット (Norwegian Forest Cat)
体の大きさ	大型。オスは特に大きく、筋肉質でがっしりしている。	大型。頑丈で骨太な体格。
被毛	長く絹のような滑らかなシングルコート（一重構造）。比較的毛玉になりにくい。	分厚いダブルコート（二重構造）。水を弾く力強い毛質で、特に冬毛はゴージャス。
顔つき	広く丸い顔。耳の間隔が広い。	三角形に近い顔。耳に飾り毛（タフト）があることが多い。
目	常に鮮やかなブルー。丸みを帯びた大きな目。	目の色は様々（グリーン、ゴールド、カッパーなど）。アーモンド型。
最大の特徴	抱き上げると文字通り「ぬいぐるみ（Ragdoll）」のように全身の力が抜ける。	首周りに豊かな「たてがみ」と、ふさふさとした尻尾。

最も明確な違いは「目」です。ラグドールは青い目以外は認められませんが、ノルウェージャンフォレストキャットの目の色は多岐にわたります。
また、ノルウェージャンは北欧の厳しい寒さに耐えるための分厚く防水性の高い毛質を持っており、触った感じもラグドールとは異なります。

どちらの猫種も一般的に穏やかで優しい性格ですが、愛情の示し方に違いがあります。

人懐っこさ: 非常に高い。家族のあとをついて回る傾向があり、「犬のような猫」と呼ばれることもあります。
甘え方: 積極的に抱っこを求めたり、飼い主の膝の上や布団で寝ることを好みます。
活動レベル: 遊び好きですが、激しく動き回るよりも、おもちゃを使った遊びや撫でられる時間を楽しみます。非常に穏やかで、小さな子供や他のペットとも仲良くしやすいと言われています。

人懐っこさ: 高いですが、ラグドールほどベタベタしません。愛情深く、飼い主のそばにいることを好みますが、適度な距離感を保ちます。
甘え方: 抱っこは気分次第ですが、飼い主の近くの棚やキャットタワーの上から見守ったり、隣に寄り添ったりする形で愛情を示します。
活動レベル: 非常に高い身体能力を持ち、垂直方向の運動（高いところへの登り降り）を好みます。活発で好奇心旺盛なため、広いスペースと登るための環境（大きなキャットタワーなど）が必要です。

長毛種であるため、どちらもブラッシングは欠かせませんが、被毛の構造により手入れの難易度が異なります。

ラグドールはシングルコートで毛質がシルクのように滑らかなため、比較的毛玉になりにくいです。

ノルウェージャンは分厚いダブルコートであり、特に下毛が絡まりやすいため、こまめな手入れが必要です。

猫種	おすすめの家庭環境
ラグドール	常に誰かが家にいる、抱っこやスキンシップをたっぷり提供できる家庭。初めて猫を飼う方にも非常に飼いやすいとされています。マンションなど、垂直方向のスペースが限られた環境でも適応しやすい。
ノルウェージャン	活発な遊びや運動（特に上下運動）を確保できる広いスペースのある家庭。自立心があるため、留守番が多い家庭でも比較的ストレスが少ない。アウトドアな遊びが好きな飼い主さん。